bryutus blog

お前もか

2021FYの振り返り

年度末なのでつれづれなるままに今年度の仕事をタイムラインで振り返ります。

04 - 06月

大きなマイルストーンのリリースを行った。
もちろんリリースしたら終わりというわけではないので、リリースに合わせた運用も始まり、日々発生する問題に対処することに追われていた。

新年度からは役職が付いて管理職になった。
2月ぐらいから前振りがあったけど、マネジメントに関する書籍を2冊読んだぐらいでほとんど準備ができていなかった。

07 - 09月

メンバーとの1on1を始めた。
評価者と被評価者という関係や1on1に対しての警戒心もあってか、始めたばかりの頃は「特に何もないです」で終わることもあったけど、最近は少しつつくと「実はあの時こう思っていて...」と話してくれるようになったメンバーもいる。

1on1に対する期待値を高く持ち過ぎて空回りしていたけど、あの時の発言はどういう意図があったんだろう?どんなことを考えていたんだろう?と、興味の対象を本人に移してからは良い方向に向かっていると思う。

ビジネス側とのやり取りに忙殺されており、これまでの開発手法に限界を感じていた。
極端に言うとメンバー毎に一人カンバン方式のような開発手法を取っていて、仕様や要件に関する確認が全て自分に集まっていたため、自分がボトルネックになっていた。また、チーム内でも隣の人がどんなことをやっているのか分からず、ヘルプもやりづらい状況だった。

社内のスクラムマスターに相談をして、スクラム開発やチームビルディングの書籍を読んでいた。

10 - 12月

スクラム開発をチームに導入した。
それと同時にこれまでやってきた業務の一部をチームにやってもらうことにした。単純に個人に委譲すると自分の大変さが別の人に移るだけで何も問題は解決していないので、チームや仕組みで解決できないかということを心がけている。
が、結局個人に大変さが移っただけの部分もある。マイルストーンをうまく置くことができず、方向性が定まっていないのが今の課題だと考えている。

これまでハレーションを恐れて気を遣った結果、マイクロマネジメントになってしまったりと誰も嬉しくない状況になってたけど、チームのことを信頼して責任を持ってもらおうと思うように徐々になってきている。

業務量のキャパシティは変わっていないが、業務の領域が少しスライドしただけで、またチャレンジできるところが見つかって仕事がより楽しい。メンバーも同じ想いになってくれてると嬉しい。

01 - 03月

仕様の認識違いやテスト漏れ、デグレによる不具合が続いたこともあり、クオリティを上げるためにはどうすれば良いか?ということを考えていた。
体系的にテストを学んだことがなかったため、練習帳なるものを購入してテスト技法についてを見かじった。

設計と開発、テストの距離をもっと近くするためにDDDの勉強を始めて、勉強してきた知見を共有する会を同じプロジェクトの人と密かにやっている。

振り返りと来年度に向けて

組織的にもメンバーからリーダーになったけど、成果の出し方の考え方が変わっていないので、自分1人のパフォーマンスで何とか頑張ろうとして長時間労働一択になっている。メンバーも見てて大変そうとしか思えなくて、リーダーという役割を魅力的に感じてくれる人は少ないだろう。

来年度はメンバーに面白そうだとか、チャレンジしてみたいと思えるような環境を作ることを頑張りたい。

昨年の今頃は来年度のことを考える余裕が微塵もなかったけど、今年は次のことを考えてアクションできているところもある。
少しずつだけどきっと前進してる。大丈夫。